人生もう遅いと思っていた私が、『メダリスト』を読んで変わった話

学び・考察

もう遅い

何か始めたいのに、そう思って動けなかった。

資格も実績もない。夢もない。
周りは前に進んでいるのに、自分だけ止まっている気がした。

そんなときに読んだのが『メダリスト』だった。

挑戦する勇気

気付けば、何も積み上げてこなかった。

気づいていたはずなのに、積み上げることができなかった。

誇れるものも、自信も、夢すらない。

就活では特技とか、将来のビジョンとか話すけど、そもそもいきたい業界なんて見つからなくて。

自分って何ができるのかな、何が向いてるのかなって思う日々を送ってた。

本当は何かしないといけないってわかってたのに、実際やってみないとわかんないって言い訳して、殻にこもって、ただ毎日を惰性に生きてた。

何かに夢中になれている人が羨ましかった。何かに情熱を注いで、自分の人生はこのためにあったって思える人が羨ましくてしょうがなかった。

器用貧乏で、突出した能力も才能もない私だから、受験勉強とか本気で悔し涙を流したことがない私だから、そんな夢に向かって突き進んでいる人を見るたびに、「なんで私はあんな風になれないのかな」ってずっと思ってた。

何かに夢中になりたい。でも才能が、年齢が、お金が、不登校だったから、浪人したから、勉強してないから、そんな言い訳しか出てこなかった。私に足りなかったのは、”新しいことに挑戦する勇気”だけだったのに。はじめの一歩が踏み出せなくて、失敗を恐れてただけだった。

諦める理由にしたくない

コンビニでアルバイトをしているとき、一緒に働いている同僚から”メダリスト”という作品について聞いた。当時は「ふーん」くらいに聞き流して、実際見ることはしなかった。

それでもおすすめされたのが頭の片隅に残っていたのか、ほどなくして漫画を読み始めた。

つるまいかだ先生が描くメダリストとは、夢破れた元アイススケーターの司先生と何もできない子と言われてきたスケートへの情熱を秘める結束いのりちゃんが出会い、メダリストを目指す物語だ。

主人公のいのりちゃんを見て、真っ先に「あれ、自分と同じかも」って思った。

いのりちゃんに自分を重ねた

私には何もない。誇れることも、胸を張って得意だって言えることも、特別好きなことも。

だからこそ共感したんだと思う。誰にも負けないくらい得意なことがあるって、好きなことがあるって、恥ずかしくない自分でいたいって、自分のことを好きで在りたいって。

ダメじゃない自分でいたいっていう当たり前の欲求。

でも、読み進めていくうちに違うんだなってわかった。いのりちゃんは、私にはないものを持ってた。それは才能とか、環境じゃなくて、”挑戦する勇気”、そして”時期や環境を言い訳にしないこと”。

小さいうちから積み重ねた量の差を超えることはできないし、平等に時は流れる。

人は弱い生き物だから、絶対に”始めた時期が遅いから”そうやって自分以外の何かに理由をつけたがる。言い訳したくなる。でも、そうじゃないんだよな。

何かに言い訳しても、自分が一番わかってる。

私がいくら言い訳しても、不登校だったこと、浪人したこと、教員免許をとれなかったこと、いまやりたい職業に就けていないこと、それら全て、変わらない事実だ。

勉強してこなかった自分がいて、努力してこなかった自分がいて、その分の時間はどうあがいても取り戻すことができない。なら、それを言い訳にはしたくない。

過去がすべて無駄だったなんてことも、思いたくないよなぁ。

今までの人生すべてが今の自分に繋がってるし、だからこそありのままの自分でやりたいことに挑戦してみようって思う、そのことをメダリストから、いのりちゃんから学ぶことができた。

信じられる私で在りたい、信じてくれたその期待に応えたい

「私も私ができると強く信じたい 

ダメな自分を大嫌いなほどよく知ってるけど私は司先生が信じてくれた自分の方で居たい 

信じられる私で居たい!」

出典:つるまいかだ『メダリスト(3)』講談社https://x.com/medalist_AFT

私がメダリストを読んで、一番刺さったシーンです。

自分はダメだって、何もないって、折れそうになるときがある。不甲斐なくて虚しくなるときがある。

それでも、そんな私だけど、今日まで支えてくれた人たちがいる。

不登校で引きこもってたときも、やるせなくてものに当たってたときも、いつだって支えてくれた人がいる。こんな自分に期待してくれた人がいる。信じてくれた人がいる。

なら、その期待に応えたくなるよなぁ。報いたいって思う。

何より、死にたくなったときだってあった。でもそれでも今日まで生きてきた自分自身を信じたいし、信じられる自分で在りたいよなって思う。

人生は何歳からでも進み直せる

私はまだ何者でもない。本当にやりたいことだって、もしかしたらわかってないのかもしれない。

それでも、それを理由に諦めたくないし、立ち止まりたくないって思う。

自分がやってみたいかもって思えること、それが見つかったならあとは進むだけなんじゃないかな。

方角が違ったなら、進路を変えればいい。進む道が違ったなら、戻ったっていい。

右にも左にも、上にも下にも行っていい。

人生に正解があるとするなら、それは自分自身で考えて納得したものでしかないと思う。

まずは一歩、進んでみる。

何かをしたいと思うなら、何かに本気で取り組んでみたいと願うなら、ありのままの自分を受け入れて、自分自身を信じて進んでいくしかないんじゃないかなって思う。

あなたが今、何かやりたいことがあるなら、自分の気持ちに従ってみてほしい。

あなたの前には、「今更はじめても遅いよ」とか「お前なんかじゃ無理だよ」って言ってくる人も現れるかもしれない。でも、そんなことわかりきってるんだよ。それでもやりたいから、やってるんだよって。そんな人たちの戯言に耳を傾ける必要はない。もちろん、私の言葉を真に受ける必要だってない。なぜなら、他人はあなたの人生を保証してくれないからだ。

いつだって、自分の人生を切り拓くのは自分しかいない。

いつだって、最初の一歩を踏み出す選択ができるのは自分しかいない。

ひかりん

何も誇れるものがない。何者でもない自分が嫌だった。
命を懸けてやりたいことがある、自分はこのために生まれてきたんだって思える人生を歩みたいなって思った。
本・アニメ・マンガ・旅行などから自分の価値観を掘り下げて発信中。
私と同じように自分らしく胸を張って生きたいと思う人の背中を、少しでも後押し出来たらうれしいなって思います。

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