「簿記3級って簡単らしいよ」
そんな言葉を、私は何度も見てきた。
SNSでも、YouTubeでも、ブログでも、
- 初心者向け
- 独学しやすい
- 1か月で受かる
- 社会人にも人気
- 簿記2級からじゃないと意味ない
そんな情報が並んでた。
だから正直、私も少し思ってた。
「まあ、やればいけるでしょ」
「最初くらいはサクサク進むでしょ」
でも、現実は違ったんだよね。
勉強を始めて数時間。
気付けば私の手は止まって、ネットの海に漂ってた。
うん?おかしいな…。
貸方?借方? え、貸す方が貸方じゃないの?
頭の中に、はてなマークが大量発生したんだよね。
そしてそのとき、私は簿記の知識以上に大事なことへ気づいた。
それは、
できない=頭が悪い、ではない
ということ。
簿記3級は簡単と言われる。でも初心者には普通に難しい
誤解しないでほしいのですが、簿記3級が難関資格だと言いたいわけではありません。
実際、資格の中では挑戦しやすく、人気も高いと思います。
でも、「簡単」という言葉だけが先に広がると、初心者は苦しくなります。
なぜなら、初めて学ぶ人にとっては普通に難しいからです。
たとえば、
- 貸方
- 借方
- 仕訳
- 資産
- 負債
こういった言葉は、勉強経験がない人…まぁ私には急に出てくる異国語みたいなものでした。
しかもやっかいなのが、言葉のイメージと意味がズレていること。
「貸方」は貸す側じゃないの?
「借方」は借りる側じゃないの?
ここで混乱して止まる人、多いんじゃないかなぁ。
実際、私がそうでした。
テキスト読み込んで、演習問題(テキスト付属の簡単なやつ)を解こうとしても、
はぁ?なんでこれは貸してる方が右で、こっちの問題は左なの???となってしまい、
やる気がどんどん溶けて行って、最後はYouTubeを見てる…。
そんな感じで悪戦苦闘してました…いやぁ、難しいですこれ。
初心者の私が使っている簿記3級の参考書

みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 滝澤 ななみ 著
私もまだ勉強途中ですが、今使っているのはこの参考書です。➡
図解が多く、初心者でも入りやすかったので、
これから始める人の参考になればうれしいです。
ちなみにですが、これの問題集版もあります。
テキストが終わった方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
私は「やればできる」と思っていた
私は昔から、勉強がすごく得意だったわけではないんですけれど。
でも心のどこかで、
やればできるはずだ
という気持ちは持っていたんですね。
根拠のない自信かもしれないけれど。
というのも、学生時代や今まで本気で能力を生かす環境にいなかったというか…。
もちろんそれは言い訳でしかなくて、
浪人してたときだって必死で勉強してた。でも、どこかで甘えてた。
中高6年間不登校だったから。学校に行ってなかったから。
そんな言い訳ばかり浮かんで、どこか諦めてた自分がいた。
でも、今回の簿記に関しては違う。
学校で勉強していた人もいるだろうけど。
何も知らない状態でもすぐにぱぱっととれるかな、なんてことを考えてた。
まだ勉強し始めて初日、10時間も経ってないけどさ。
まぁ、やっぱり根拠のない自信だったし、だからこそ折れるのも早かった。
根拠のない自信で行動しろ
でもそれって悪いことなのかな。
挑戦する前から、
- どうせ無理
- 才能がない
- 今さら遅い
そうやって諦めて、行動に移せないより、ずっといいんじゃないかな。
ただ今回、私は少し勘違いしていることに気付いた。
それは、
やればできる人でも、最初から何でもできるわけじゃない。
こんな当たり前の事実を、私は見落としていた。
正直、少し悔しかった
そりゃぁ、正直悔しさはありました。というより、情けなさすら感じました。
もっとスムーズに進むと思っていたから。
すごい簡単な資格だと舐め腐っていたから。
でも、最初の入口で止まった。
「え、ここで?」
「こんな初歩で混乱するの?」
悔しいですよ。
なめていた自分も恥ずかしかったし、思ったより理解できない自分にも焦った。
でも、そんな感情に支配されそうになったからこそ、
見えたことが、気づけたことがあった。
私は「理解しないと進めないタイプ」だった
今回、一番大きな発見はこれでした。
私は、
意味が分からないまま暗記して進む勉強が苦手なタイプ
だったんです。
たとえば、
- なんでこうなるの?
- これはどういう意味?
- 何のためのルール?
- どうして左右に分かれているの?
こういうことが気になる。
気になると、手が止まる。
テキストを読むより、考え込んでしまう。
昔の私は、それを短所だと思っていたのだけれど。
- 集中力がない
- 勉強に向いていない
- 頭が悪い
でも今は少し違うなって思うんです。
それは単に、
理解すると伸びるタイプ
だったのかもしれないなぁって。
勉強ができないのではなく、やり方が合っていないだけかもしれない
世の中には、いろんな学び方があります。
- とにかく反復する人
- 問題演習で覚える人
- 誰かに教わって伸びる人
- 全体像から入りたい人
- 理屈から理解したい人
どれが正しい、ではなく。
人によって伸び方が違うだけだった。
でも、多くの人は自分に合わないやり方で苦しんだとき、
「自分がダメなんだ」
と思ってしまう。
もし今あなたが、
- 勉強しても頭に入らない
- 理解できず先へ進めない
- 自分だけ遅れている気がする
そう感じているなら、一度立ち止まってみてほしい。
きっと、あなたに合ったやり方があるはずだから。
能力不足ではなく、方法がズレているだけかもしれません。
簿記3級でつまずいた人に試してほしいこと
私と同じように、理解しないと進めないタイプなら、次の方法はかなりおすすめです。
1. 用語を丸暗記する前に意味を知る
貸方・借方で止まるなら、止まって大丈夫。
むしろ曖昧なまま進むと後で苦しくなるのが私たちです。
2. 1周目で完璧を目指さない
最初は「なんとなく分かった」で十分です。
2周目でつながることは多いです。
3. 自分の言葉で説明する
誰かに説明するつもりで整理すると、理解が深まります。
4. 比較表を作る
貸方・借方のような混乱しやすいものは、並べて見ると整理しやすいですね。
私が勉強初日に得た、一番大きな収穫
まだ私は合格したわけではないし。
なんなら勉強初日です。
それでも、始めてよかったと思えたのは、
自分の伸ばし方を知れたから。
私は、
- 理解できると進める
- 少しずつできるようになると嬉しい
- 成長を感じると頑張れる
そういうタイプだったんです。
貸方・借方も、最初は意味不明でした。
でも少しずつ分かってくると、成長を感じられるようになって、
それがモチベーションにつながったんです。
「あ、私でもできるようになるんだ」
この感覚は、何歳になっても嬉しいものだなぁって。
自分を責める前に、環境を整えたい
できないことがあると、人はすぐ自分を責めるけれど。
- 頭が悪い
- 向いていない
- 才能がない
でも本当に必要なのって、自己否定じゃないよな。
- 教材を変える
- 動画で学ぶ
- 朝に勉強する
- 小さく区切る
- 人に聞く
そうやって、
自分の力を出せる環境を整えること
そのほうが、ずっと前に進める。
自分の生まれ持った性質って、なかなか変えることはできないし、
無理に変える必要もないと思う。
でも、環境は変えられる、整えられる。
まとめ:頭が悪いんじゃない。まだ自分の扱い方を知らないだけ
簿記3級を始めて、私は気づいた。
頭が悪いわけじゃない。
できない人間なわけでもない。
ただ、
自分に合う学び方、自分の伸び方、自分の扱い方をまだ知らなかっただけ。
もし今、何かに挑戦してつまずいているなら。
そのつまずきは失敗ではなく、
自分を知る入口なのかもしれない。
合わせてこちらも読んでいただけたら、うれしいです。
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